WHOの勤労世代(成人)に対する運動量の推奨基準は以下の通りです:
有酸素性運動の推奨量
– 週に150~300分の中強度運動
– または週に75~150分の高強度運動
– あるいはこれらを組み合わせた運動[1]
運動強度の定義
– 中強度:座位安静時の3~6倍の強度
– 高強度:座位安静時の6倍以上の強度[1]
具体的な運動のイメージ
– 中強度:普通歩行以上の強度
– 高強度:ゆっくりとしたジョギング以上の強度[1]
筋力トレーニングとバランス運動
– 中強度以上のレジスタンス運動やバランス運動を含む複合的運動を週に3日以上実践することを推奨[1]
WHOガイドラインの特徴
WHOは新たに”Every Move Counts(ちょっとした身体活動にも意味がある)”というスローガンを掲げています。これは、10分未満の短時間の運動や身体活動でも、積み重ねることで健康効果が得られるという最新の研究結果に基づいています[1]。
重要なポイント
– 推奨量を満たさなくても、少しでも身体活動を増やすことで健康効果が得られます。
– 個人の体力や健康状態に応じて、無理のない範囲で運動量を増やしていくことが大切です。
この推奨基準は、勤労世代の健康維持・増進を目的としており、日常生活の中で意識的に体を動かす機会を増やすことを奨励しています。
Citations:
[1] https://www.tmghig.jp/research/topics/202403-15415/
[2] https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001171393.pdf
[3] https://sndj-web.jp/news/002615.php
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