休職/離職防止策

こんなことありませんか?

□ 離職者が続いて困っている
□ 休職、不調が続く社員がいる
□   リモートワークで社員さんの健康が気がかりだ
□ 海外含め、遠隔地の事業所をオンラインでサポートしてほしい
□ メンタルヘルス対策のセミナーをして欲しい
□ 社員さんのウェルビーイングの施策を講じたい
□ 健康経営の認定を取得したい

社内メンター

「メンター」という言葉の由来は、古代ギリシャの叙事詩『オデュッセイア』にさかのぼります。この叙事詩は、ホメロスによって書かれたもので、トロイ戦争から帰還する英雄オデュッセウスの冒険を描いています。

 

物語の中で、オデュッセウスがトロイ戦争に参加するために家を留守にする際、彼は信頼できる友人であるメンター(Mentor)に、息子テーレマコスの教育と家の管理を任せました。メンターは知恵と経験を持ち、若いテーレマコスに助言し、導く役割を果たしました。

 

『オデュッセイア』の中でメンターというキャラクターが担ったこの教育者としての役割から、後に「メンター」という言葉は、知恵と経験を持って他者を導き助言する人、特に若者や未熟な人々を指導する人物を意味するようになりました。このように、古代の文学作品から現代に至るまで、「メンター」という言葉は、知識と経験を共有し、他者の成長を支援する役割を示すものとして使われています。


 社内メンターの役割は多岐にわたり、その存在は企業にとって重要です。まず第一に、メンターは従業員のメンタルヘルスケアにおいて中心的な役割を果たします。日常の業務の中で従業員のストレスや不安を早期に察知し、適切なサポートを提供することにより、従業員が精神的に健康な状態を維持できるように支援します。これにより、メンタルヘルスの問題が深刻化する前に対処することが可能となり、職場全体の健全性が保たれます。

 

また、メンターは従業員からのフィードバックを収集し、職場環境の改善に貢献します。従業員の声を直接聞き取り、その意見や要望を衛生委員会に伝えることで、具体的な改善策を提案する役割を担います。これにより、職場環境の問題点が早期に明らかになり、迅速かつ効果的な対策が講じられることとなります。さらに、メンターは従業員同士の信頼関係を築き、サポートネットワークを強化する役割も果たします。これにより、職場のコミュニケーションが円滑になり、チームワークの向上に寄与します。

 

さらに、メンターは社員のキャリア開発と成長を支援する重要な存在です。従業員一人ひとりのキャリア目標に応じたアドバイスを提供し、定期的な面談やフィードバックを通じて成長をサポートします。これにより、従業員は自身のキャリアパスを明確にし、モチベーションを高めることができます。

 

また、メンターは職場内のコミュニケーションの橋渡し役としても機能します。部門間のコミュニケーションを促進し、情報の流れをスムーズにすることで、組織全体の効率性が向上します。メンターは従業員間の問題や誤解を仲介し、円滑なコミュニケーションをサポートすることで、職場の協力的な文化を育みます。

 

最終的に、メンターは、企業のビジョンの実現と文化の醸成においても重要な役割を果たします。企業の価値観やビジョンを従業員に伝え、一体感を醸成するための担い手となります。ポジティブな職場文化を推進し、助け合いや協力の精神を広めることで、企業全体の士気とパフォーマンスを向上させます。

 

このように、社内メンターは従業員のメンタルヘルスケア、職場環境の改善、キャリア支援、コミュニケーションの促進、そして企業文化の醸成において極めて重要な役割を担っています。これらの役割を通じて、メンターは企業の健全な成長と発展に貢献します。

サービス内容

1.社内メンター養成講座

安全衛生委員会の時間を活用し、12回シリーズで社内メンター養成講座を提供しています。社内で安心して話が出来る人がいることは、仕事へのエンゲージメントやメンタル不調の防止に繋がります。人的資本経営における社員さんのパフォーマンス向上、Googleが生産性の高い職場の5つの要素として導き出した(心理的安全性、信頼性、構造と明確さ、仕事の意味、仕事のインパクト)、マズローの5段階の欲求(生存、安全、所属と愛、尊重と承認、自己実現)等をベースに、個人と組織の力の最大化を図ります。

第1回: 安全配慮義務の基礎知識

  • 内容: 安全配慮義務、労災と民事訴訟リスク対策、企業の責任、メンターの役割
  • 目的: 安全配慮義務についての基本知識を理解し、社員の健康と安全を守るための基本を学ぶ

第2回: メンタルヘルスと労災リスク対策の基礎知識

  • 内容: メンタルヘルスに関連する労災認定の基準、ケーススタディ
  • 目的: 労災防止への理解を深め、適切な対応方法を学ぶ

第3回: 大人の発達障害の理解と支援

  • 内容: 大人の発達障害の特性、職場での適応と支援方法
  • 目的: 発達障害についての理解を深め、適切なサポートを提供する方法を学ぶ

第4回: アンガーマネジメントとハラスメント防止

  • 内容: アンガーマネジメントの方法、ネガティブな感情のコントロール
  • 目的: ハラスメントを防止し、職場の人間関係の問題を予防する方法を学ぶ

第5回: 医療との連携・重症化防止

  • 内容: 主な精神疾患(うつ病、躁うつ病、適応障害など)の症状と対応、医学的知識
  • 目的: 精神疾患についての基礎知識を習得し、早期発見と対応方法を学ぶ

第6回: 対人関係の心理学

  • 内容: 対人関係の基本理論、コミュニケーション技術・アドラー心理学から選択理論心理学・人生脚本他
  • 目的: 良好な対人関係を築くための心理学的アプローチを学ぶ

第7回: 傾聴の技術

  • 内容: 傾聴の基本技術、共感とフィードバックの方法
  • 目的: 傾聴スキルを向上させ、社員の声に適切に対応する方法を学ぶ

第8回: エンゲージメント・コーチングとメンタルヘルス

  • 内容: エンゲージメント・コーチングのスタイル、メンタルヘルスとの関連
  • 目的: 効果的なリーダーシップ・コーチングを発揮し、メンタルヘルスをサポートする方法を学ぶ

第9回: 睡眠・ストレスマネジメント

  • 内容: 不眠・過眠・睡眠リズム障害、良質な睡眠を得るための方法
  • 目的: 良質な睡眠が仕事のパフォーマンスに与える影響を理解し、社員の睡眠習慣を改善する方法、ストレスマネジメント、リラクゼーション法を学ぶ

第10回: 認知行動療法の基礎

  • 内容: 認知行動療法の基本理論、ストレスと不安への対処法
  • 目的: 認知行動療法の手法を使い、社員のメンタルヘルスを支援する方法を学ぶ

第11回: 心理的安全性の重要性

  • 内容: 心理的安全性の概念、職場での実践方法
  • 目的: 心理的安全性を高める環境を作り、社員の安心感を向上させる方法を学ぶ

第12回: 運動習慣とメンタルヘルス・ウェルビーイング

  • 内容: 運動がメンタルヘルスに与える影響、職場での運動習慣の推奨
  • 目的: 運動習慣を取り入れることで、社員のメンタルヘルスを改善する方法を学ぶ

本講座は、理論と実践のバランスを取りながら、衛生委員会を活用し、メンターとしての役割を果たすための実用的なスキルを提供することを目的としています。各回のテーマに沿って、社員のメンタルヘルスを支援し、職場のパフォーマンス向上に寄与する方法を学びます。 上記講座の他、健康診断関連等でも講和も行なっています。

2.休職/離職防止のコンサルティング
・セミナーから社内メンター養成講座(カウンセリング・コーチングスキルの向上)、休職/離職防止の社内体制整備まで、他社(匿名化)事例も参考にしながら、クライアント企業様と社員さんの成長発展に繋げます。

3.能力開発セミナー
一般社員さん向け・人事労務担当者向け・
管理職向け・経営者向けに企業の成長発展に繋がるセミナーを提供しています。セルフケア・ラインケアを通して、対人関係の心理学等で共通認識を図り、休職、離職や不調防止、ウェルビーイングの向上に繋げています。事前アンケートやメール等でのフォローも提供しています。
 ・
対人関係の心理学(傾聴/内発的動機づけ/選択理論心理学/行動システム/アンガーマネジメント)・精神分析の基礎知識(気づかなかった自分を発見する)・ハラスメント対策・筋トレ・睡眠・マインドフルネス瞑想・大人の発達障害・認知行動療法・ストレングスファインダー活用研修・メンタルヘルスの基礎知識・ウェルビーイングの基礎知識等 

4.健康経営認定の支援
・ヘルスプロモーションの計画策定含め、メンタルヘルス・フィジカルヘルスともに支援しております。
Dr.Ridente株式会社 健康経営認定

5.産業医業務全般のコンサルティング
・労働衛生体制構築の支援・コンサルティング
・各種健康相談:メンタルヘルス・フィジカルヘルス
・健康診断結果判定
・ストレスチェック
・ストレスチェック後の面談
・衛生委員会の支援・生産性を高めるためのコンサルティング
労災及び訴訟のリスク対策:ハラスメント対策等

6.ヘルスケア新規事業のコンサルティング
・大企業からスタートアップまで、新規事業のサービス開発を支援しています。         

7.クラウド型健康管理システムの導入のコンサルティング

8.監修・記事執筆

パートナー産業医
https://sangyoui.online/partner_sg/

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